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2014年4月

2014年4月26日 (土)

桜の頃、京都(1) 蹴上インクライン、南禅寺、哲学の道、岡崎疏水、平安神宮、円山公園、嵐山、嵐電の桜の通り抜け

 



日本の古都、京都。桜の咲く頃は、また格別な風情があります。
今回は、4月7日(月)に京都各地を回って撮影した春の風景をお届けします。
学生時代を京都で過ごしたこともあり、道案内を織り交ぜて撮影ポイントを書いてみました。
京都歩きのちょっとした観光案内となれば幸いです。


冒頭から三枚目までの写真は、蹴上インクラインで撮影しました。
明治時代に敷設された傾斜鉄道跡で、春は一面の桜が咲き誇ります。
場所は、京都市営地下鉄の蹴上駅(けあげえき)を下りてすぐです。


南禅寺に近い場所なので、壁の向こうには京料理の料理旅館が並びます。
桜の咲くころのインクラインは人気スポットなので、平日の朝早くがおすすめです。


南禅寺。臨済宗南禅寺派の大本山で、正応4年(1291)に亀山上皇の離宮を寺に改めました。
応仁の乱などで創建当時の建物は焼失し、現在の伽藍は殆どが桃山時代の再建です。


南禅寺の三門をくぐると、すぐに出会うのが法堂です。
ちなみに、蹴上インクラインから南禅寺へは裏道があって、琵琶湖疏水を見ることができます。
この裏道と南禅寺水路閣については、次回掲載します。


下の地図を拡大して見ていただくと分かり易いのですが、南禅寺の三門前を鹿ヶ谷通が通っています。
東山中・高の前を通り、永観堂の先で曲がると、おなじみの哲学の道へ通じています。


蹴上インクライン周辺地図。南禅寺、哲学の道、平安神宮は徒歩30分圏内です。


時間の関係で、平安神宮より先に哲学の道へ行って見ることにしました。
蹴上から「哲学の道」の南端(熊野若王子神社の横)までは、徒歩30分ほどです。
こちらも桜の名所なので、朝から結構人が歩いていました。人力車もみかけました。


哲学の道は、哲学者の西田幾多郎が思索にふけって歩いたといわれる道です。
琵琶湖疏水分線に沿って、銀閣寺道バス停付近まで約1.5kmの散策路が続きます。
紅葉の名所でもあるので、秋には銀閣寺まで歩くのもおすすめです。


蹴上インクラインのある公園の高台からは、平安神宮の鳥居がこんな風に見えます。


平安神宮の大鳥居前を流れる琵琶湖疎水(岡崎疏水)。十石舟めぐりに遭遇しました。


同じく岡崎疏水にて。なんとこちらにも十石舟が!
その場にいた人たちも熱心にカメラのシャッターを切っていました。


京都市美術館の脇で、桜の大木が満開を迎えていました。
岡崎公園を抜けると平安神宮です。


平安神宮。明治28年(1895)に平安遷都1100年を記念して創建されました。
迎えてくれるのはおなじみ、朱塗りの應天門です。


平安神宮といえば、ヤエベニシダレザクラで有名です。
谷崎潤一郎が『細雪』の中で「京洛の春を代表するもの」と賛美した桜です。
平安神宮では、中国・台湾からの観光客を多く見かけました。

余談ですが、清水寺、奈良公園、東大寺は中国・韓国からの観光客が本当に多いですね。
聞こえてくるのは「中国語、日本語、ときどき英語」のような感じで、まるで海外のようでした。
滋賀の彦根城や石山寺でも、中国からの観光客を見かけて、びっくりしました。


平安神宮の前から円山公園まで、神宮道と呼ばれる道が続いています。
平安神宮の鳥居が見えるこの場所は、「粟田口」(あわたぐち)といいます。


粟田口は、京都から東海道・東山道への出口で、別名三条口・三条橋口・大津口。
古くから東国との交通の要地であると共に、軍事上の要衝でもありました。
平安時代の貴族が大津の石山寺(前回掲載)へ詣でるときも、粟田口から京都を出たといいます。


粟田口の隣にあるのが、天台宗の寺院である「青蓮院門跡」(しょうれんいんもんぜき)。

ウィキペディアによれば、「門跡寺院」とは皇室や摂関家の子弟が入寺する寺院のことをいいます。
青蓮院は多くの法親王(天皇の皇子や伏見宮家などの皇族の男子で出家後に親王宣下を受けた者)が
門主(住職)を務め、宮門跡寺院として高い格式を誇ってきた寺院です。


青蓮院門跡の隣の敷地にあるのが、花園天皇陵です。
青蓮院門跡と知恩院に囲まれた坂を上っていくと、木立の中に陵墓があります。


知恩院の三門の前で、桜が咲いていました。
知恩院は浄土宗総本山の寺院で、山号は華頂山(かちょうざん)。
浄土宗の宗祖・法然が、後半生を過ごして亡くなったという縁の地に建てられた寺院です。


知恩院の隣が、円山(まるやま)公園です。公園中央のシダレザクラの大木が有名です。
桜の季節にはライトアップが行なわれ、祇園の夜桜の名所としても知られます。
ちょうどお昼だったので、ものすごい数の花見客でした。


ここから祇園はそう遠くありません。写真の八坂神社を通り抜けると、祇園の交差点に出ます。
八坂神社から清水寺へ歩くのもおすすめですが、今回は祇園へ行ってみますね。


祇園交差点⇒四条通(商店街になっています)⇒金竹堂さんの手前で花見小路通へ。


祇園白川にある辰己大明神。
観光客の数がすごかったので、後日もう一度訪ねることにしました。(祇園辰巳橋は京都の桜3で掲載)


祇園白川から西へ歩くと鴨川に出ます。鴨川沿いを北上すると三条京阪駅です。
三条京阪はバスと電車の便がいいので、基点駅のひとつとしておすすめです。


鴨川の河川敷にて。向こうに三条大橋が見えています。
京都バスの鈴虫寺・嵐山方面行きが来たので、三条京阪から嵐山までバスで移動しました。


嵐山の花見舟。観光地だけに、嵐山もすごい人出でした。
午後はあまり天気がよくなかったので、嵐山周辺はまた後日出直しとしました。


最後に京福電車(嵐電)に乗って、桜の通り抜けを体験。宇多野で降りて撮り鉄もしました。
嵐電の桜の通り抜けは、鳴滝駅から宇多野駅の間の約200mの桜並木を電車が走ります。
宇多野で降りて鳴滝方向へ坂を上り、坂を下って川沿いに歩いていくと線路脇に出ます。

今回は大半が入場無料だったので、使ったのはほぼ交通費です。
ご参考までに経路と、徒歩での移動時間の目安を記しておきます(滞在時間は含みません)。

・山科~蹴上(京都市営地下鉄)¥260(イコカ)
蹴上駅⇒5分⇒蹴上インクライン⇒7分⇒南禅寺⇒30分⇒哲学の道⇒30分⇒岡崎疏水
⇒10分⇒平安神宮⇒30分⇒円山公園⇒20分⇒辰己大明神⇒20分⇒三条京阪駅

・三条京阪~嵐山(京都バス)¥230(現金)
嵐山バス停⇒10-15分⇒嵐山渡月橋

・嵐山~宇多野(嵐電)¥200(イコカ)
宇多野⇒10-15分⇒嵐電の桜の通り抜け

・宇多野~嵐電天神川(嵐電)¥200(イコカ)
・太秦天神川~山科(京都市営地下鉄)¥290(イコカ)

※山科駅と三条京阪駅を基点にしています(料金は2014年4月現在)。
※京都駅を基点にされる場合は、山科を、京都市営地下鉄の京都駅に読み替えて下さい。
地下鉄は観光シーズンの渋滞や駐車場の心配がないので、京都観光におすすめです。

ちなみに翌日は、山科駅を基点に、京都市営地下鉄の醍醐と二条城前で下車。
二つの世界遺産(醍醐寺、二条城)を中心に回ってみました。
というわけで次回予告> 京都の桜(2) 醍醐寺、南禅寺、元離宮二条城の予定です。

<お知らせ>
ブログを通じて様々な方に御連絡頂き、地元の皆様、ご覧頂いている皆様には厚くお礼申し上げます。
このたび、写真エージェンシーのアマナイメージズと契約し、写真の一部を委託しております。

今回掲載している写真を中心に、後日、アマナイメージズにて掲載・販売予定です。
※現在サイトへの登録作業中で、掲載時期はアマナイメージズによります。ご了承下さい。
※詳細は後日、このブログとホームページでお知らせします。

これからもふるさとの美しい風景を撮影していきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

<追記・アマナイメージズでの取り扱いについて>
JUN KANEMATSU/SEBUN PHOTO /amanaimages
・5/15掲載開始⇒RM(ライツマネージド/作家番号02698)
・6/21掲載開始⇒RF(ロイヤリティフリー/作家番号10737)

<2014年春の桜シリーズ・内容&次回以降予告>

吉野山の桜(奈良)(2014年4月16日(水)撮影)


滋賀の桜(1) ひこにゃんと彦根城(2014年4月11日(金)撮影)
滋賀の桜(2) 海津大崎:琵琶湖畔の桜の並木道(2014年4月12日(土)撮影)


滋賀の桜(3) 近江八幡の水郷と、時代劇のロケ地・八幡堀(2014年4月11日(金)撮影)
滋賀の桜(4) 長浜曳山まつりと、長浜城・豊公園の桜(2014年4月15日(火)撮影)
滋賀の桜(5) 三井寺(園城寺)、琵琶湖疏水(鹿関橋)、石山寺と瀬田川(2014年4月3日(木)撮影)

桜の頃、京都(1)
撮影日:2014年4月7日(月)
撮影地:蹴上インクライン、南禅寺、哲学の道、岡崎疏水、平安神宮、円山公園、嵐山、嵐電の桜の通り抜け

桜の頃、京都(2)
撮影日:2014年4月8日(火)
撮影地:醍醐寺、南禅寺、元離宮二条城

桜の頃、京都(3)
撮影日:2014年4月9日(水)
撮影地:祇園白川、二年坂、清水寺、清閑寺、毘沙門堂、山科疏水


 

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コアユ、シジミ、ホンモロコ直売とシジミ汁の振る舞い★堅田漁協主催「湖族の朝市」 ★2014/4/27(日)9時~12時 琵琶湖のほとり、堅田漁業会館にて

 



堅田漁協直売イベントのお知らせです。
シジミの味噌汁の振る舞いや、てんぷらの販売、レシピの配布もあります。
琵琶湖の旬のお魚と貝を、ぜひご賞味ください。

日時 2014年4月27日(日) 9時~12時
場所 堅田漁業会館(滋賀県大津市本堅田2丁目13-13)

★直売⇒コアユ、シジミ、他にも朝獲れのお魚が勢ぞろい(すべて売り切れ次第終了)
★販売&レシピ配布⇒コアユのしょうゆ煮、小魚のてんぷら
★シジミの味噌汁の振る舞い(先着150名様)

堅田漁港に無料駐車場あります。漁港へは堅田駅より湖岸へ直進してください。
主催・お問い合わせ:堅田漁業協同組合 電話077-572-1411


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2014年4月22日 (火)

滋賀の桜(5) 三井寺(園城寺)、琵琶湖疏水(鹿関橋)、石山寺と瀬田川

 



4月初めのある日、三井寺の高台から琵琶湖がよく見えていました。眼下には満開の桜。
前回まで元気な桜の風景が続いたので、今回は古刹で静かに咲く桜を中心にご紹介します。
ふるさと滋賀の、美しい春の風景をお楽しみいただければ幸いです。


三井寺の眼下を流れる琵琶湖疏水。琵琶湖に近い三保ヶ関取水口で水を取り入れます。
京阪電車の三井寺駅で降りると、三井寺近くまで、疏水に沿って桜の並木道が続きます。


三井寺(園城寺)は、近江八景のひとつ「三井の晩鐘」で知られる名刹です。
天台宗寺門派(円珍派)の総本山で、晩鐘は日本三大鐘に数えられています。
国宝の金堂(本堂)は、秀吉の妻・北政所によって慶長四年(1599)に再建されたものです。

7世紀、壬申の乱で亡くなった大友皇子(天智天皇の皇子)を弔うために建立された三井寺。
9世紀になって、比叡山延暦寺の僧・円珍(智証大師)によって再興されました。
今年(2014年)は、円珍生誕1200年の節目の年でもあります。


仁王門は、徳川家康によって、湖南市の常楽寺より移築された門だということです。
常楽寺には昨年2度伺いましたが、三井寺のパンフレットを読むまで気がつきませんでした。
こういうとき、自分の中で何か点と点がつながるような気がします。


写真左に写っている観音堂は、西国三十三所観音霊場の十四番札所です。
私は子供のころ、三井寺界隈で育ちました。ここは写生の授業でよく来た場所です。
あの頃見ていたように、比叡山と琵琶湖も入れて、桜とともに撮影してみました^^


【三井寺と閼伽井屋(三井の霊泉)】
本堂の脇には、閼伽井屋(あかいや)と呼ばれる建物があります。内部は泉が湧いています。
天智・天武・持統天皇の産湯に使われたといい、御井(みい)の寺と呼ばれる所以となりました。
後に円珍が、寺の儀式・三部潅頂の水に用いたことから、三井寺と呼ばれるようになりました。
なお、この閼伽井屋の建物を見上げると、左甚五郎作といわれる龍の彫刻があります。
三井寺に行かれた際は、ぜひ探してみて下さい。


観音堂の石段から境内の外に出ると、長等(ながら)神社があります。
この長等神社の境内にあるのが、「大津馬神社」です。
訪ねた日は、競馬の馬主さん?が置いたらしい札がありました。
馬といえば今年(2014年)の干支なので、今回ご紹介してみました。


干支つながりで、もうひとつ。こちらは、うさぎ年の人のための神社(三尾神社)です。
長等神社から三井寺の駐車場の方へ歩いていくと、琵琶湖疏水のそばに神社があります。


琵琶湖疏水・鹿関橋の桜。2012年の春にご紹介したときの写真を再掲しています。
奥に見えているのが、琵琶湖疏水第1トンネルの入り口です。
トンネルは長等山(ながらやま)の下を通って、京都市の蹴上(けあげ)まで続いています。

明治に造られた琵琶湖疏水は、現在も京都市の水道や発電等に使われています。
明治・大正期には、このトンネルは水運(旅客・貨物)としても使われていました。
近年はなんと、琵琶湖疏水の大津・京都間に観光船を復活させる話が出ています!
復活したら、ぜひ乗りたいです!!(と、2年前も書いていたような気が・・・)


こちらは琵琶湖疏水・第1トンネルの入り口付近にて撮影。
※トンネルの出口の風景については、次回以降「京都の桜」の中で掲載します。お楽しみに!


石山寺は、琵琶湖から唯一流れ出る川・瀬田川のほとりにあります。
京阪電車に乗って終点の石山寺で下車し、瀬田川沿いに参道を10分程歩くと山門に到着です。
石山寺港では、瀬田川リバークルーズの観光船が出航していくところでした。

写真の船は、今堅田のレークウエスト観光さんが運行されている外輪汽船「一番丸」です。
同じく今堅田の杢兵衛造船所で造られ、土日祝中心に運行しています。


石山寺縁起絵巻によれば、10世紀初めより宇多天皇の行幸がたびたびあったといいます。
11世紀になると、末法思想を背景に、皇族や貴族の石山寺参拝が大流行したそうです。
平安時代、紫式部が眺めたのもこんな風景だったのでしょうか。


石山寺本堂の「源氏の間」は、紫式部が『源氏物語』を執筆した場所と言われています。
紫式部は石山寺から月を見て、『源氏物語』の須磨や明石の描写の参考にしたと伝わっています。


境内では、石山の名の由来となった硅灰岩の奇岩を見ることができます。
桜が咲いているのは蓮如堂です。その奥が本堂ですが、木々に囲まれて殆ど見えません。

石山寺は聖武天皇の勅願により、後の東大寺別当となった良弁僧正が開いた寺です。
当時、奈良の都に必要な木材は近江(滋賀)で切り出され、石山に集められていました。
そのとき集積拠点として役所が置かれたのが石山で、当時は石山院と呼ばれました。
石山寺縁起絵巻によれば、これが石山寺の起源だということです。


石山寺は、近江八景のひとつ「石山の秋月」(いしやまのしゅうげつ)の舞台です。
残念ながら眼下は木が茂っていて、月見亭のそばから瀬田川を見ることはできません。
なるべく雰囲気を残して撮影するためにはどうしたらいいか、いつも試行錯誤です。


本堂のそばで、新緑のもみじと、子安地蔵に出会いました。なんだかほっとする風景です。


石山寺を後にすると、瀬田川では学生さんがボートの練習をしていました。
桜と新緑が目にまぶしい春の一日でした。


帰り道、瀬田川でみかけた船に「絆JAPAN」の文字。なんだかうれしくなって一枚撮影。
そういえば石山寺の境内には、「桜ライン311」のポスターが張ってありました。

桜ライン311は、津波被害が大きかった岩手県陸前高田市の津波到達点上に桜を植え、
東日本大震災を後世に伝えるための取り組みです。

東日本大震災から3年が経過し、これからが社会として本当の正念場なのかもしれません。
自分には何ができるのだろうか。東北と関わりながら、これからどうしていきたいのか。
そんなことを思いながら、お遍路さんのようにお寺を回っています。

次回予告> 「京都の桜(1)」
蹴上インクライン、南禅寺、哲学の道、平安神宮、岡崎疏水、円山公園、嵐山の予定です。

<追記・アマナイメージズでの取り扱いについて>
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<関連記事(バックナンバーより)>
石山寺参道と満開の桜、着物姿の女性
紫香楽の宮1(瀬田川と石山寺)~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(16)


大津の京5(壬申の乱と瀬田の唐橋、弘文天皇陵、そして三井寺の桜) ~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(11)
逢坂越6(三井寺)~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(12)

琵琶湖疏水 第1トンネル入り口の新緑と桜
琵琶湖疏水(2) 第1トンネル入り口の新緑と桜
琵琶湖疏水(1) 鹿関橋の桜について

<2014年春の桜シリーズ・内容&次回以降予告>

吉野山の桜(奈良)(2014年4月16日(水)撮影)


滋賀の桜(1) ひこにゃんと彦根城(2014年4月11日(金)撮影)


滋賀の桜(2) 海津大崎:琵琶湖畔の桜の並木道(2014年4月12日(土)撮影)


滋賀の桜(3) 近江八幡の水郷と、時代劇のロケ地・八幡堀(2014年4月11日(金)撮影)


滋賀の桜(4) 長浜曳山まつりと、長浜城・豊公園の桜(2014年4月15日(火)撮影)

滋賀の桜(5) 三井寺(園城寺)、琵琶湖疏水(鹿関橋)、石山寺と瀬田川
撮影日:2014年4月3日(木) 撮影地:滋賀県大津市

京都の桜(1)
撮影日:2014年4月7日(月)
撮影地:蹴上インクライン、南禅寺、哲学の道、平安神宮、岡崎疏水、円山公園、嵐山

京都の桜(2)
撮影日:2014年4月8日(火)
撮影地:醍醐寺、南禅寺、元離宮二条城

京都の桜(3)
撮影日:2014年4月9日(水)
撮影地:祇園白川、二年坂、清水寺、清閑寺、毘沙門堂、山科疏水


 

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2014年4月20日 (日)

滋賀の桜(4) 長浜曳山まつりと、長浜城・豊公園の桜

 



長浜城と満開の桜(写真)。撮影した日は、長浜曳山まつりの3日目でした。
長浜曳山まつりは、祇園祭、高山祭と並んで日本三大山車祭の一つに数えられる祭りです。
この日は長濱八幡宮で子ども歌舞伎が見られるというので、行ってみました。


朝、曳山博物館の前を通ったら、「太刀渡り」のために八幡宮に向かう一行に遭遇。
太刀渡りは、源義家ゆかりと伝わる長い太刀を持った、子ども武者たちの行列です。


長濱八幡宮の鳥居と桜。参道で待つ観客が多かったので、私は曳山を探して境内の中へ。


八幡宮の境内で待っていると、「太刀渡り」が始まりました。最後の一場面です。


子ども歌舞伎の上演に際し、最初の曳山を前に引き出すところです。
長浜曳山まつりは三大子供歌舞伎の一つで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。


今年(2014年)の出番山の一番手は、青海山(北町組)。
演目は「恋女房染分手綱 重の井子別れ」(こいにょうぼうそめわけたづなしげのいこわかれ)。
大名家に嫁ぐ姫と乳母(写真)、乳母とその実子の、同時進行するせつない別れを熱演。


子ども歌舞伎が終わって、八幡宮の境内から引き出される青海山です。
ものすごい砂埃で、カメラの液晶画面を吹き直すこと、数回。


曳山の後ろにある見事なタペストリーは、見送幕と呼ばれるそうです。


次の曳山(春日山)が引き出されるところです。こちらの見送幕も見事!


演目の二番手は、春日山(本町組)の「太刀盗人(たちぬすびと)」。
太刀を盗まれた男と、盗んだ男との、コミカルなやりとりが続きます。


春日山が、八幡宮の境内から引き出されるところです。


三番手は月宮殿(田町組)。おなじみ、大石内蔵助の家族の物語を演じます。
演目は「碁盤太平記 山科閑居 大石妻子別れ」。
母と妻から、ふがいなさを責められる大石内蔵助(写真)。
本当は吉良方をあざむくために、わざと遊びほうけているのですが・・・つらい場面です。


大石内蔵助の一場面。演じた役者さんに雰囲気があって、見事な熱演でした。
(なんだか親御さんのように、子どもさんを見守る気持ちになってきました・・・)


最後は、諫鼓山(御堂前組)。開演前の、緊張した面持ちの役者さんたちです。
演目は「喜有福満祭提灯」(よろこびありやふくみつるまつりちょうちん)。
春祭りの日に拾った財布をめぐるコメディーです。


扇を手に、曳山(春日山)を見送る男性たち。


この後は終日、街中で子ども歌舞伎が再演されていました。(黒壁スクエア前にて撮影)


ところ変わって、舎那院の手水舎に浮かぶ桜の花びらと、傍らで咲くシャガの花。
舎那院は平安時代前期、空海によって開かれたと伝わる由緒あるお寺です。
長濱八幡宮の隣にある舎那院は、明治時代の神仏分離まで、八幡宮の別当でした。


舎那院は、平安時代中期に源義家が戦勝祈願を行った場所だと伝わっています。
そういえば、曳山まつりの「太刀渡り」に、源義家ゆかりという太刀が登場していましたね。
曳山まつりの喧騒で誰もいなかったので、ゆっくり参拝してきました。


町で見かけた垂れ幕。THE KABUKI PLAYED BY BOYSの文字がしゃれてます。
この後、大通寺へ寄ったのですが、ちょうど山門の工事中でした。
こちらはまた後日ということで、歩いて湖岸へ向かいました。


この長浜には、「豊公園」(ほうこうえん)という名の公園があります。


御覧の通り、琵琶湖畔にある美しい公園で、「日本のさくら名所100選」にも選ばれています。
右側に写っているのは長浜城。秀吉が築いた城で、天守は1983年に復元されました。


豊公園から眺める琵琶湖。まるで海のようです。

湖北(滋賀県北部)を支配していた浅井氏が滅んだのは、天正元年(1573)9月のことでした。
木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)は、信長から浅井の旧領を与えられ、名を羽柴秀吉と改めます。
翌年、秀吉は今浜(いまはま)に城を築き始めます。天正3年の秋頃、城は完成しました。
秀吉は信長の名から一字拝領して、地名を長浜(ながはま)と改めました。

参考:秀吉と長浜(長浜城歴史博物館)および長浜城(ウィキペディア)


最後に、秀吉公ゆかりの場所を、ひとつご紹介します。その名も「出世稲荷神社」です!
ある意味、秀吉さんほど出世した人はいないかもしれません・・・。


長浜の出世稲荷神社は、長浜駅に近い「豊国神社」の境内にあります。
ちなみに、豊国神社の祭神の一人は豊臣秀吉です。


出世稲荷神社の裏手にて撮影した、お稲荷さんです。
御覧頂いたみなさまに、ご利益がありますように・・・(撮影日:2014年4月15日(火))

次回予告> 「滋賀の桜(5) 三井寺、琵琶湖疏水(鹿関橋)、石山寺と瀬田川」です。


<お知らせ>
ブログを通じて様々な方に御連絡頂き、地元の皆様、ご覧頂いている皆様には厚くお礼申し上げます。
このたび、写真エージェンシーのアマナイメージズにストックフォトの窓口をお願いすることになりました。

今回掲載している写真の一部は、後日、アマナイメージズにて掲載・販売予定です。
※現在サイトへの登録作業中で、掲載時期はアマナイメージズによります。ご了承下さい。
※詳細は後日、このブログとホームページでお知らせします。

※寺社仏閣はライツマネージド(RM)、それ以外は
ロイヤリティフリー(RF)
となります。
特に寺社仏閣(RM)については、滋賀・京都・奈良を中心に網羅的に預けていく予定です。

これからもふるさとの美しい風景を撮影していきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

<追記>
JUN KANEMATSU/SEBUN PHOTO /amanaimages
・5/15掲載開始⇒RM(ライツマネージド/作家番号02698)
・6/21掲載開始⇒RF(ロイヤリティフリー/作家番号10737)

<桜シリーズ・内容&次回以降予告>

吉野山の桜(奈良)(2014年4月16日(水)撮影)


滋賀の桜(1) ひこにゃんと彦根城(2014年4月11日(金)撮影)


滋賀の桜(2) 海津大崎:琵琶湖畔の桜の並木道(2014年4月12日(土)撮影)


滋賀の桜(3) 近江八幡の水郷と、時代劇のロケ地・八幡堀(2014年4月11日(金)撮影)

滋賀の桜(4) 長浜曳山まつりと、長浜城・豊公園の桜
撮影日:2014年4月15日(火) 撮影地:滋賀県長浜市

滋賀の桜(5) 三井寺(園城寺)、琵琶湖疏水(鹿関橋)、石山寺と瀬田川
撮影日:2014年4月3日(木) 撮影地:滋賀県大津市

京都の桜(1)
撮影日:2014年4月7日(月)
撮影地:蹴上インクライン、南禅寺、哲学の道、平安神宮、岡崎疏水、円山公園、嵐山

京都の桜(2)
撮影日:2014年4月8日(火)
撮影地:醍醐寺、南禅寺、元離宮二条城

京都の桜(3)
撮影日:2014年4月9日(水)
撮影地:祇園白川、二年坂、清水寺、清閑寺、毘沙門堂、山科疏水


 

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2014年4月19日 (土)

滋賀の桜(3) 近江八幡の水郷と、時代劇のロケ地・八幡堀

 



滋賀の春の風景をご紹介する、桜シリーズ・第三弾です。今回の舞台は近江八幡の水郷地帯。



桜と菜の花の咲く中を、水郷めぐりの和船が行きます。


しばらく待っていると・・・


もう一艘やってきました。船頭さんの声がよく聞こえます。


向こうの山は八幡山。麓の県道26号線は、長命寺川の渡合橋(湖岸道路)へ通じています。
前の一艘を追いかけるかのように、和船はゆっくりと遠ざかっていきました。


水郷の春の風景。茶色っぽく見えているところがヨシです。この後ヨシはぐんぐん成長します。
4月の終わり頃からは、ヨシの茂みでオオヨシキリの囀りが聞こえてくるようになります。
「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」って、本当ににぎやかな、楽しい囀りなんですよ。


ところ変わって、八幡山の麓にある八幡堀。ここは時代劇のロケ地として有名な場所です。
中村吉右衛門さん主演の「鬼平犯科帳」のエンディング(ギターが印象的でした)も撮影されました。

最近の時代劇だと、金曜夜にNHK BSプレミアム(BS3)で放送中の「神谷玄次郎捕物控」。
昨夜たまたま見たら、番組のオープニングが八幡堀から始まっていてびっくりしました。
知っている場所で、撮影したことがある所が出てくるのは、やっぱりうれしいものです。


八幡堀も船で巡ることができます。
ちなみに春以外の季節も船に乗ることができます(これは水郷めぐりも同じです)。


日牟礼八幡宮の参道にかかる橋の下から、桜とともに撮影。


夕暮れ時の日牟礼八幡宮です。

▼ヨシが見ごろとなった頃の水郷の風景をどうぞ!(2013年撮影)
沖つ島山3(近江八幡:水郷の風景、安土の山から見た西の湖、アジサイの咲く頃・長命寺)

▼水郷めぐりの情報と、紫陽花が咲く頃の八幡堀の風景です(2013年撮影)
沖つ島山2(近江八幡:ちょっと番外編:八幡堀と、ネコと、菖蒲と紫陽花)

次回予告> 「滋賀の桜(4) 長浜曳山まつりと、長浜城・豊公園の桜」です。

<お知らせ>
ブログを通じて様々な方に御連絡頂き、地元の皆様、ご覧頂いている皆様には厚くお礼申し上げます。
このたび、写真エージェンシーのアマナイメージズにストックフォトの窓口をお願いすることになりました。

今回掲載している写真を中心に、後日、アマナイメージズにて掲載・販売予定です。
※現在サイトへの登録作業中で、掲載時期はアマナイメージズによります。ご了承下さい。
※詳細は後日、このブログとホームページでお知らせします。

※寺社仏閣はライツマネージド(RM)、それ以外は
ロイヤリティフリー(RF)
となります。
特に寺社仏閣(RM)については、滋賀・京都・奈良を中心に網羅的に預けていく予定です。

これからもふるさとの美しい風景を撮影していきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

<桜シリーズ・内容&次回以降予告>

吉野山の桜(奈良)(2014年4月16日(水)撮影)


滋賀の桜(1) ひこにゃんと彦根城(2014年4月11日(金)撮影)


滋賀の桜(2) 海津大崎:琵琶湖畔の桜の並木道(2014年4月12日(土)撮影)

滋賀の桜(3) 近江八幡の水郷と八幡堀
撮影日:2014年4月11日(金) 撮影地:滋賀県近江八幡市

滋賀の桜(4) 長浜曳山まつりと、長浜城・豊公園の桜
撮影日:2014年4月15日(火) 撮影地:滋賀県長浜市

滋賀の桜(5) 三井寺(園城寺)、琵琶湖疏水(鹿関橋)、石山寺と瀬田川
撮影日:2014年4月3日(木) 撮影地:滋賀県大津市

京都の桜(1)
撮影日:2014年4月7日(月)
撮影地:蹴上インクライン、南禅寺、哲学の道、平安神宮、岡崎疏水、円山公園、嵐山

京都の桜(2)
撮影日:2014年4月8日(火)
撮影地:醍醐寺、南禅寺、元離宮二条城

京都の桜(3)
撮影日:2014年4月9日(水)
撮影地:祇園白川、二年坂、清水寺、清閑寺、毘沙門堂、山科疏水


 

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2014年4月18日 (金)

滋賀の桜(2)海津大崎:琵琶湖畔の桜の並木道

 



今回ご紹介するのは、琵琶湖畔・海津大崎の桜です(滋賀県高島市マキノ町)。
「日本のさくら名所100選」にも選ばれており、湖岸に桜のトンネルが約4km続きます。
数年前にも撮影で伺いましたが、当時と違って今回はカヤックをよく見かけました。


ソメイヨシノの大木が湖の近くまでせり出し、見上げていると桜に吸い込まれるかのようです。


マキノ駅からシャトルバスに乗り、大崎並木口で下車。二本松(水泳場)まで歩いてみました。


大崎並木口から30分ほど歩くと、大崎寺に到着。満開の桜に囲まれて石段を登ります。


大崎寺。近江西国九番霊場で、地元では大崎観音として親しまれています。


大崎寺に着く前に出会うのが、「義経の隠れ岩」。湖の向こうに海津の町が見えています。


カヤックの彼方に竹生島が見えます。この後二本松でお昼を食べて引き返しました。


この時期はお花見船があちこちから出ています。次の機会には乗ってみようかな・・・


ライダーのお兄さんも思わずバイクを止めて、桜のトンネルを撮影。


海津大崎の桜は約800本のソメイヨシノです。樹齢70年を超える木もあるそうです。


奥琵琶湖は水の透明感が違います。砂浜もきれいですよ。
向こうに見えている海津の町まで、歩いて戻ることにしました。


対岸の海津の町から見た海津大崎。桜並木が一望できて、ピンクの帯のようです。
海津浜の石積(写真左側)は、1703年に築かれた歴史ある石垣です。


ついにマキノサニービーチに到着。海津大崎が一望できる場所です。
「湖のテラス」(写真左の建物)から眺める琵琶湖は、本当に絵になります。
「湖のテラス」の前から直進すれば、マキノ駅に到着です。

海津大崎の魅力は、なんといっても桜と琵琶湖のそばにいられること。
徒歩、自転車、バイク、カヤック、船などいろいろ楽しめるのも、海津大崎ならではです。
余力のある方は、永原駅からマキノ駅まで歩くのもおすすめです。
奥琵琶湖や永原周辺は、また季節を改めてご紹介できればと思っています。


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吉野山の桜(奈良)(2014年4月16日(水)撮影)



滋賀の桜(1) ひこにゃんと彦根城(2014年4月11日(金)撮影)

滋賀の桜(2) 海津大崎:琵琶湖畔の桜の並木道
撮影日:2014年4月12日(土) 撮影地:滋賀県高島市マキノ町

滋賀の桜(3) 近江八幡の水郷と八幡堀
撮影日:2014年4月11日(金) 撮影地:滋賀県近江八幡市

滋賀の桜(4) 長浜曳山まつりと、長浜城・豊公園の桜
撮影日:2014年4月15日(火) 撮影地:滋賀県長浜市

滋賀の桜(5) 三井寺(園城寺)、琵琶湖疏水(鹿関橋)、石山寺と瀬田川
撮影日:2014年4月3日(木) 撮影地:滋賀県大津市

京都の桜(1)
撮影日:2014年4月7日(月)
撮影地:蹴上インクライン、南禅寺、哲学の道、平安神宮、岡崎疏水、円山公園、嵐山

京都の桜(2)
撮影日:2014年4月8日(火)
撮影地:醍醐寺、南禅寺、元離宮二条城

京都の桜(3)
撮影日:2014年4月9日(水)
撮影地:祇園白川、二年坂、清水寺、清閑寺、毘沙門堂、山科疏水


 

 

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滋賀の桜(1) ひこにゃんと彦根城

 


季節の変わり目、体調などお変わりありませんか。
4月もあっという間に半月が過ぎました。
私は桜を撮るために、ふるさとの滋賀と京都を回っていました。

昨年の秋、ある写真エージェンシーとご縁があって、その後契約することになりました。
何を撮ろうかと考えたとき、はじまりは春、という言葉と、桜の花が目に浮かびました。
そんなこんなで、今年の春はたくさんの桜に会ってきました。
滋賀と京都の、美しい春の風景をお楽しみいただければ幸いです。


彦根を訪ねたのは4月11日。風はまだ冷たかったですが、彦根城は満開の桜でした。
ところで、彦根城に「住所」のある人気者といえば・・・


この方です。(誰でしょう?)


ひこにゃんです!


ひこにゃん、彦根城内の桜の下でのパフォーマンスです。


鈴を持ち上げて揺らして見せてくれました。かわいいなあ・・・


桜の造花を持ってポーズをとってくれた、素敵なひこにゃん。
4月13日に8歳のお誕生日を迎えたそうです。おめでとうございます^^


ひこにゃんの余韻に浸りながら桜の撮影に戻ります。朝日に光る満開の桜と石垣。


玄宮園(庭園)からは、彦根城の桜と天守がよく見えていました。
ちなみに玄宮園は、順光である午前中の撮影がおすすめです。


彦根城の天主は、京極高次が築いた大津城から移築したといわれています。
慶弔12年(1607)頃に完成し、昭和27年(1952)に国宝に指定されました。
現存する国宝の天主は、彦根城以外は姫路・松本・犬山城だけだそうです。


写真の奥は西の丸で、桜が見事な公園になっています。お弁当を持ってくるのもおすすめです。


彦根城の表門橋。お堀の水に桜の花びらが・・・


内堀を巡る屋形船(観光船)に遭遇しました。


彦根城は何といっても外堀が美しい。桜の時期は格別です。


彦根城内を歩きまわった後、外堀を回って出会えた風景です。


菜の花と、桜と、外堀。ここまで歩いてくる人は少ないみたいで・・・誰も居ませんでした。


どこから見ても絵になる彦根城です。


天守の内部を少しご紹介します。
鉄砲狭間は、敵の来襲に鉄砲で防戦するための狭間。
外から見えないように、しっくい壁が塗りこめられています。(彦根城パンフより)


同じく天守の内部にて。鉄砲狭間が写っています。


奥に見えるのが佐和山。石田三成の居城(佐和山城)があったところです。


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<桜シリーズ・内容&次回以降予告>

吉野山の桜(奈良)(2014年4月16日(水)撮影)

滋賀の桜(1) ひこにゃんと彦根城
撮影日:2014年4月11日(金) 撮影地:滋賀県彦根市

滋賀の桜(2) 海津大崎:琵琶湖畔の桜の並木道
撮影日:2014年4月12日(土) 撮影地:滋賀県高島市マキノ町

滋賀の桜(3) 近江八幡の水郷と八幡堀
撮影日:2014年4月11日(金) 撮影地:滋賀県近江八幡市

滋賀の桜(4) 長浜曳山まつりと、長浜城・豊公園の桜
撮影日:2014年4月15日(火) 撮影地:滋賀県長浜市

滋賀の桜(5) 三井寺(園城寺)、琵琶湖疏水(鹿関橋)、石山寺と瀬田川
撮影日:2014年4月3日(木) 撮影地:滋賀県大津市

京都の桜(1)
撮影日:2014年4月7日(月)
撮影地:蹴上インクライン、南禅寺、哲学の道、平安神宮、岡崎疏水、円山公園、嵐山

京都の桜(2)
撮影日:2014年4月8日(火)
撮影地:醍醐寺、南禅寺、元離宮二条城

京都の桜(3)
撮影日:2014年4月9日(水)
撮影地:祇園白川、二年坂、清水寺、清閑寺、毘沙門堂、山科疏水


 

 

 

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2014年4月17日 (木)

吉野山の桜(奈良)

 



昨日は桜の撮影で、奈良の吉野山へ行ってきました。
あいにくの曇り空でしたが、下千本はこんな感じで満開でした。


吉野山の桜は淡くてほわっとした感じです。
この感じを写し出せるといいのですが、なかなか難しい・・・。

吉野駅(下千本)から中千本までバスで行き、さらに奥千本口までバスで上りました。
バスの通る車道は杉の木立ばかりで、桜の影はなく、はらはらしっぱなしでした。
というのも、滋賀から吉野まで片道3時間かかるので、東京への出張とあまり変わりません。
こういうとき、時間が気になって険しい顔をしていると思います・・・。


ようやく出会えた桜が、上千本の「吉野水分(みくまり)神社」の桜でした。

帰りは上千本、中千本と歩いて、下千本まで、てくてくと下りました。
10時ごろ吉野駅に着いて、11時前に奥千本口、再び吉野駅に着いたのが15時前でした。
吉野山は急坂が続くので、上りのどこかでバスを利用されるのがおすすめです。


吉野は、修験道で有名な大峯山の入り口でもあります。
金峰神社の先に奥千本の西行庵があって、西行庵との分岐点の先に大峯山があります。
金峰神社の前では、西行庵へ向かうご夫婦のハイカーさんをたくさん見かけました(写真)。
次の機会には、ぜひ西行庵まで歩いてみたいと思っています。

帰りの近鉄(電車)はすごい人で、乗換駅の橿原神宮前まで1時間強、立ちっぱなしでした。
ですが、車窓の風景がまた素晴らしくて・・・惚れ惚れしました。
有名な明日香村もこの沿線なんですよね。

近鉄吉野線の駅名も、とても印象に残りました。
六田(むだ)、大阿太(おおあだ)、福神(ふくがみ)、薬水(くすりみず)、葛駅(くず)、
壺阪山(つぼさかやま)、飛鳥(あすか)・・・駅名に奈良らしさを感じました。


 

 

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2014年4月 4日 (金)

琵琶湖畔(おとせの浜)にて柳の新芽と咲き始めた桜、堅田内湖と舟、菜の花とコブシの花、そして・・・堅田かや児童公園

 



4月1日、撮影の合間に、久しぶりに堅田へ行ってきました。
琵琶湖岸(おとせの浜)は柳の新芽がきれいで、桜のつぼみがほころんでいました。

3日前の写真なので、今はもっと咲いているかも、ですが・・・
堅田の桜は若干ゆっくりめのような気がします。(比叡山の麓ですからね。)


浮御堂の近くで桜が咲いていたのは、伊豆神社の前(写真)と神田神社でした。
あとは、浮御堂の隣の公園も5分咲きくらいになっていました。
ちなみに、伊豆神社の境内はいつもゆっくりめです。


入り江の向こうに見える比良山系には、わずかに雪が残っていました。


同じ入り江にて。対岸には三上山。琵琶湖畔も早春の色です。


堅田といえば、琵琶湖と繋がった「内湖」(ないこ)と呼ばれる水域が広がる町。
初めて行った時、まるで水の上に浮いているようだと思いました。


歩いていくと、堅田内湖から引かれた水路の先に、小さなため池と舟がありました。
今堅田は住宅ラッシュで、内湖大橋の先の道路沿いには新しい家が増えました。
それでも、水辺の雰囲気は残っています。


同じため池のほとりで。あの淡いピンクの花、なんだろう?
家に帰って調べたら、シデコブシでした。


菜の花の黄色は、まるで心に元気をくれるような色です。
水路の先には堅田内湖があります。


堅田内湖と比良山系、コブシの白い花。今だけの春の風景です。
ちなみに撮影地は、下の写真の「現在地」のあたり(月影広場)です。


↑堅田内湖の文字の右下に、「堅田かや児童公園」とあるのがお分かりいただけますか?
これを見てびっくり!というのも、昨年・・・

▼堅田内湖がかやと呼ばれていた理由について書いたことがありました。
http://katata.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/honkatata-3382-.html

この話題については、地元の方からかなり反響がありました。
なんと、公園の名前になっていたなんて!早速行ってみました。


ラヴェストというマンションの隣に、「堅田かや児童公園」がありました。
堅田駅からだと徒歩で10分程度のところです。


名前の手がかりは何もなかったけれど、由来が堅田内湖なのは間違いなさそうです。
公園の左側はフェンスになっていたので、前の道路から堅田内湖を探しました。


探すまでもなく、公園の左隣が内湖でした!
何の注釈もつけないと、川か池のように見えますが、これが内湖です。
葦(ヨシ)の茂み、淡水真珠の養殖用の柵、奥には三上山が見えています。
堅田らしい風景に、またひとつ出会うことができました。

堅田内湖がかやと呼ばれていた理由については、地元の方からかなり反響がありました。
公園に「かや」とつけた理由をご存知の方がおられたら、ぜひご一報ください。
コメント欄も開けておきます。


 

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