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2013年11月27日 (水)

鈴鹿の流れ星7(滋賀県東近江市:紅葉の永源寺を訪ねる)~近江山河抄の舞台を歩く(51)

永源寺の紅葉-1
滋賀県の紅葉の名所として知られる永源寺。

永源寺の紅葉-2
永源寺の紅葉は色のバランスが見事で、見ていて心に優しい印象がある。

永源寺の紅葉-3
今回は11月19日に撮影した今年の紅葉をお届けします。

永源寺の紅葉-4
永源寺は臨済宗永源寺派の本山で、山号は瑞石山。創建は室町時代の初めだという。

永源寺の紅葉-5
宝篋印塔(ほうきょういんとう)も、紅葉の中。

永源寺の紅葉-6
石仏も、笑っているかのような表情をしている。

永源寺参道の石段(羅漢坂)を登っていくと、左の岩山にこんな風に石仏が安置されている。
10年近く前、初めて永源寺を訪ねたとき、一眼レフで写真を撮っていた女の人に会った。
おそらくプロのカメラマンだったのだろうと思う。凛としてかっこよくて、私はただ見惚れていた。
この石仏を見ると、あのときの素敵なお姉さんを思い出す。

永源寺の紅葉-7
永源寺境内にて。
受付で拝観料を納めた後、割合自由に拝観できるのが、永源寺のとてもいいところだ。

永源寺の紅葉-8
紅葉の映える山門。

永源寺の紅葉-9
永源寺:1361年創建。開山は寂室元光(正灯国師)、開基は佐々木氏頼(六角氏頼)。

中世戦乱期に兵火により衰微したが、江戸時代中期に中興の祖とされる一糸文守(仏頂国師)が住山し、後水尾天皇や東福門院、彦根藩の帰依を受けて、伽藍が再興された。
1873年に明治政府の政策により東福寺派に属したが、1880年に永源寺派として独立した。
(出典:ウィキペディア)

永源寺の紅葉-10
方丈(本堂)は、1765年(明和2)のもの。国内屈指の葦葺屋根だという。

永源寺の紅葉-11
眼下には、愛知川。永源寺の1.4km先には、永源寺ダムがある。
東近江市永源寺地区は、木地師発祥の里として知られる。

国道一号線をつっ切ると、土山町の山間部に入り、末は野洲川ダムに至る。このあたりから永源寺にかけて、惟喬親王の伝説が無数にあり、木地師が住む小椋谷に至って、それは頂点に達する。・・・出所は湖北の朽木谷で、平安時代にそこへ移住した木地師が、故郷の小椋谷へ運んだらしい。・・・

小椋谷へは、今永源寺から、愛知川ぞいに入って行くので、さもその寺と関係がありそうに見えるが、永源寺は比較的新しい寺で、木地師のような大集団が依存するためには、はるかに大きく、裕福な寺をひかえている必要があった。・・・そのことを確かめに奥の院まで入ったのである。

そして、来てみてやっぱりよかったと思う。[百済寺甲]村の人に尋ねると、峠一つ越えれば、裏は小椋谷の箕川で、歩いて二、三十分しかかからない。・・・彼らは鈴鹿の谷沿いに、金剛輪寺へも、西明寺へも、多賀大社までも通ったに相違ない。多賀大社で売っている名物のおしゃもじは、その当時の名残りである。-白洲正子『近江山河抄』「鈴鹿の流れ星」


というわけで、同じ日に百済寺・金剛輪寺・西明寺(湖東三山)へも立ち寄ってみることにした。
湖東三山は公共交通機関で行きにくい所だが、紅葉の時期にはシャトルバスが出る。
百済寺と永源寺の間は、紅葉の時期だけシャトルバスが出るので、そちらを利用している。

なお永源寺へは近江鉄道の八日市駅から路線バスがあり、八日市駅から近江鉄道を利用して
JR近江八幡駅へ出ることができる。

追記:永源寺地域の木地師の現状について、京都新聞(2011.10.23掲載)記事をどうぞ。
なお、小椋谷一帯では今年になって、木地師の後継者ができたと伺っている。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/keizaitokusyu_old/shin_kokoku/111023.html

次回予定:鈴鹿の流れ星8(紅葉の湖東三山-百済寺、金剛輪寺、西明寺-を訪ねる)


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