« 大津の京3(近江大津宮跡と崇福寺跡) ~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(9) | トップページ | 大津の京5(壬申の乱と瀬田の唐橋、弘文天皇陵、そして三井寺の桜) ~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(11) »

2013年4月 4日 (木)

大津の京4(志賀の大仏と百穴古墳群) ~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(10)

木漏れ日(崇福寺跡に続く山道にて)

山中越(志賀越)は、京都と近江を結ぶ古くからのルートのひとつである。
滋賀里から崇福寺跡・志賀峠を通り、山中町を経て北白川、京都へと通じている。

この一帯は比叡山延暦寺に近く、東海自然歩道になっている。
崇福寺跡に続く山道の入口に、山中越(志賀越)の道中安全を見守る道祖神がある。

志賀の大仏

とても優しいお顔の仏さまは、「志賀の大仏(おぼとけ)」と呼ばれる阿弥陀如来座像。
13世紀頃(室町時代)に作られた、高さ約3mの石仏である。

地元の方がよくお参りされているようで、お堂はいつも清潔で心地よい。
お正月に撮影した写真なので、鏡餅のお供えが一緒に写っている。

志賀の大仏(お顔)

「おぼとけは、大仏だろうが、「おとぼけさん」といいたくなるような表情で、近江を歩いていると、 時々このようなものに出会えるのがたのしい。ふっくらとした彫りが美しく、おつむの後ろに 雑草が生えているのも、場所がら在がたい心地がする。」(白洲正子『近江山河抄』より)

百穴古墳群と石仏

志賀の大仏の少し手前、竹林の中にあるのが、百穴古墳群(ひゃっけつ こふんぐん)。
写真の左上に写っている三角屋根の石、これが古墳である。

百穴古墳群

「百穴」という名前は、石室の入り口が穴のように沢山見えていることから、名づけられた。
このような古墳が一面に広がり、薄暗い竹林と相まって、壮観な風景を見ることができる。

百穴古墳群(案内板)

石室の天井がドーム状なのが、百穴古墳群の特徴だ。渡来人と深く関係しているという。

百穴古墳群(玄室)

百穴古墳群の玄室。玄室とは死んだ人を納める場所のこと。

百穴古墳群(案内板より、古墳のしくみ)

古墳のしくみ(案内板より)。奥が玄室である。

滋賀里の高台から見た琵琶湖と三上山

百穴古墳群・志賀の大仏からの帰り道、滋賀里の高台から見た琵琶湖と三上山。

あいにく曇り空だったが、電信柱の陰に見えているのが三上山(近江富士)。
湖西から見る三上山は、いつもこんな風に、琵琶湖の向こうにひょっこりと顔を出す。

滋賀里は歴史を感じさせる美しい町で、ふもとの志賀八幡神社も趣がある。
以前、滋賀里をご紹介した記事がGoogle Mapsに掲載されているので、こちらからどうぞ。
志賀八幡神社(Google Maps)

大津の京5(壬申の乱と瀬田の唐橋、弘文天皇陵)へ続きます。


« 大津の京3(近江大津宮跡と崇福寺跡) ~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(9) | トップページ | 大津の京5(壬申の乱と瀬田の唐橋、弘文天皇陵、そして三井寺の桜) ~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(11) »

2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

東日本大震災の記事を御覧の皆さまへ

このブログのご案内

  • ご訪問ありがとうございます♪

  • 風景写真家、アマナイメージズ契約作家。故郷滋賀の里山や寺社、各地の知られざる風景を撮影して歩いています。2007年12月から琵琶湖畔の町・堅田の写真を更新してきた写真ブログです。

  • ▼公式ホームページ(堅田を初めとする風景写真・自然写真を掲載しています) junphotoworks.com

    フェイスブックへのリンクは下記をご利用下さい。応援ありがとうございます!



  • Copyright(C)2007-2015.
    兼松 純(Jun Kanematsu)

    写真に電子透かしを使用しています。

    当ブログに掲載されている写真・画像・文章・イラストの無断複写、転載等の使用および二次使用を禁じます。
    No reproduction or republication without written permission.

    ■当ブログ掲載写真は、地域の方に楽しんでいただく作品発表の場として、2007年より掲載してきました。2014年には、祭事写真のために筆者(兼松)が書いた解説文を専門家が新聞コラムに無断使用する事態があり、弁護士相談の上で関係者各位に申し入れを行いました。 判断に迷うときは、事前にお問い合わせいただきますようお願いします。

    ■2014年春からアマナイメージズに作品の一部を預けています。 WEBに掲載していない作品もございますので、詳細はお問い合わせ下さい。

連絡先/Contact

堅田の町のご紹介

お気に入りサイト・ブログ

無料ブログはココログ